チャンスの前髪:鉄+アルファ


鉄の作家が制作したピザ窯はひと味もふた味も違うのだ。

2年ほど前に京都の手作り市で出会った鉄の作家さんがいます。

最近私用でお邪魔したら工房がだいぶ変貌していたので驚きました。

まず工房の前に1m60cm程のピザ窯が出現していました。

聞くとこれから売りたいので、とりあえずサンプルを作ったというのです。

なんで鉄の工房でピザ窯なんだろうと思うのですが、それは最後に書きます。

工房に入って気がつくのが木を使った物が多いことです。

大小のテーブルや椅子、長椅子などいろいろです。

つまり木にアイアンの脚という組み合わせで出来た家具です。

実はご近所に定年後に木工を始めた方が多いことから、脚の制作を依頼されることが増えたそうです。

それで自身でも木を調達してテーブルや椅子の制作を始めたそうです。

木とアイアン(パイプ等)を組み合わせると軽くて丈夫なものが出来ます、そしてデザインも多彩になります。

さらには早くできるのでお値段も手頃になるそうです。

実際にこの工房へ行けば誰でも長椅子の脚部分や、テーブルの脚だけを購入できるので自分で木板を手配すればユニークな家具が出来上がります。

たとえば古い家で使っていた木のドアを机にするというのはどうでしょうか・・・

さて、先ほどのピザ窯とアイアンの関係ですが、ピザ窯の天井はドーム状になっています。

このドーム型は通常レンガを積んで作っていきますが、ここでは予め鉄でドームの骨組みを作ってその上にレンガを載せる方法で作っています、他にも基礎に鉄板を使ったりしています。

鉄を組み合わせるとメリットがいろいろあって通常1ケ月ほど掛かる窯制作の工期が10日ほどで出来てしまうそうです。

まさに「素材の組み合わせ」がとても活かされた例だと関心しました。

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