行動できない要因 を考える


「壁にぶつかる」

よく使われる表現だ。さて壁とは一体何を指すのか、ここでは「行動できない、躊躇する 後回しにする要因」と定義づけして考えてみる。

これが私にとっての壁であると思っている。

そしてその壁をどう捉えるかで先の行動、つまり人生が大きく変わるのではと考えた。

行動できない要因 その1

「今やる必要があるのか?」
年を重ねてくると若いときには何も考えずにできたことが、「これは今しないほうがよいかもしれないな」と感ずることがある。

それは年齢を経て、経験してきたことが多くなったことで賢くなったとも言える。

若いときは「なんでもできる」という感覚があったように思う、「能力があるとから」ということではなく、若いから時間がたっぷりあるし、続けていればなんとかなるかな・・・というような感じである。

そして50代になったときに、「これからやれることはそれほど多くない」と思い始めた。

そうするとなにか新しいことに興味を持っても、「これを今やっていいのか」自分に問う場面が増えてきた。

つまり「優先順位が大切」だと思い始めたのだ。

行動できない要因 その 2

「能力の限界」 
これまでやってきた成果を基に考えると、簡単に手を付けて良いものかどうかを現実的に考えてしまう。

若いときは「成果」に直接結びつかなくても「経験」をすることに大きな意味を感じていたことがある、私は好奇心が強いと思うしそれを長所だと考え、積極的に様々なことに挑戦したと思う。そしてそれなりに時間とお金を使って来た。

しかしこの年令になると、時間とお金は有限であると考えるし、それ故自身の能力の使い方にも工夫が必要だと感じ始める。

行動できない要因 その 3

「慌てて決断したくない」
ネットによって以前よりはるかに多くの情報が手に入るようになった。そのことで整理、分析に費やす時間が増えてきている。

つまり決断する前に十分に情報を取り、分析整理して検討する事ができるようになった。

実際以前よりフットワークは落ちたような気がする。

以前なら、面白そうなセミナーにはたいてい参加していたし、興味をそそる人と名刺交換したら、すぐにその方の職場まで行って、その事業の実際の現場で情報収集していた。

たしかにそうやって手に入れた人脈や、情報もたくさんある。今でも現場を実際に見ることは大切だと思っているのだが、
しかしそれ以上に、より効率的に無駄のない動き方が大切だと思うようになった。

今は、人から直接情報を取るという作業にあまり時間を割ない、付き合い方も成果が上がるかどうかを見極めながら ということも増えてきた。たとえ長い付き合いでも、こちらの成長以上に相手も成長していないと感ずると切ってしまうこともある。

もしこれを読んでいる人が10代、20代、30代の人たちなら、この話は参考にはしてほしいが、「行動することに躊躇する」などということはことはないようにしてほしい。

経験が教えてくれることは単に知識やノウハウのように文字や図で表現できるものではないから。
それは一人の人生に層のように積み重なるもので、それがなかったら良かったとか悪かったとかという単純な評価はできない。
多くの失敗をして多くの人に会うことで、学ぶことは少なくないと思う。

積極的に行動を抑制する

これからわたしは、この3つの「行動しない要因」を良いことだと考えることにした。

人生は有限である、だから人生最後の日に後悔しないように今から考えて生きていく。

やると決めたら成果にコミットメント(自身と世間に約束をする)して、効率よく諦めずにやり抜くことをまず第一に考える。

ネットという武器を十分に使いこなして、これまでの自身の経験と合わせて他人ができないようなオンリーワンなものを目指すことを 人生のテーマにすることに決めた日です。

※トップ画像は こちらからお借りしました
Photo by Mike Bird from Pexels

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