チャンスの前髪:家具とレジンのコラボ


 


YOUTUBEのハンドメイド動画ではアクセサリのジャンルは女性、それも世界中から様々アップされています。これらをみているとハンドメイドホビー市場の大きさを再認識させてくれます。

以前から何度も紹介しているレジン関連の動画ですが海外独特、日本人にはないものづくり感覚の動画に出会います。

それは木工とレジンを組み合わせて家具を作り出すというものです。

家具ということで大物になってしまうので大抵は男性の作家、または集団での制作作業のものが数多くみられます。

最大の特徴は、自然の木材ですが、それも虫に食われて穴が空いていたり、節に大きな穴があるものや大きな割れ目が走っていたりと、普通ならそのままでは絶対家具にはならないものをわざわざ使っているところです。

そうです、木材のこれらの穴や割れ目にレジンを流し込んでユニークなテーブルなどの家具を専門に作る人達なのです。

最初は枠作りから始まります、木材の周りに枠を作り、レジンを入れた時にしっかり型通り固めるためです。

レジンは大きな穴や裂け目だけでなく小さな虫食い穴にも丁寧に挿入されて、固まったら表面を削って真っ平らに加工されます。

別の動画では、2、3cmの角材を10cmほどに切りそろえて、さらにあえてそれらを業々ハンマーで叩き折ります。
その角材を30cm四方の枠に縦に隙間なく並べていきます。その数4、50本程でしょうか。
並べ終えたらその中にレジンを流し込み、角材の束を長方形に固めてしまいます。
これで基本の材料が完成しました、あとは中を丸くくり抜いていき、サンダーでなめらかにすることで、見事なモザイク模様が浮き出たボールが出現してくるのです。この作業をすべてYOUTUBEで見ることができます。

日本人は「正確に緻密、きれいで丁寧に作る」このことに大きな価値を見出します、するとこのように、材料に穴が空いたり割れたりしたものは排除されてしまいます。つまりB級の材料でユニークな物つくりするということにはあまり目をむけていなかったとも言えます。

ものづくりをめざすならあえて人が使わないような材料に目を向けるという工夫も必要だと思い知らされました。

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