失敗から学ぶビジネスづくり
これまでに様々な手作り作家さんとお仕事をさせていただいてきました。
お仕事をさせていただいた皆さんはユニークなアイデアや技術から生まれるオリジナリティがその位置、ポジションを作り出した作家さんばかりです。
ただそんな中で気がつくのはその後のオリジナリティへのチャレンジの仕方が結構ワンパターンだったりすることです。
例えば分野を超えて情報を取ったり、特に売り方や顧客管理などの販売手法に興味を持って取り組んでいる方はほとんどいないのです。売り方というのもアイデア1つで大きな作品、商品の魅力になります。
とりあえず売れるアイデアやノウハウ、オリジナリティがひとつ形になってもその先の大きなビジネスにつながるオリジナリティを生み出せていない事がほとんどのようです。
これは非常に危険な傾向だと思うのです、というのも何にも流行り廃りがあるのが当たり前。
この2,3年はインバウンド景気が後押しして手づくりも日本物、和物へのニーズが高まっていますが、これも時間がたてば競争が激しくなり、競合が増えてくるものです。
まして真似されてしまうレベルのオリジナリティではまったく先がないということです。
「この先5年売れくれれば充分」という割り切りができれば良いのですが、売れない時はそう思えても売れはじめたら、できるだけ長く続いてほしいと思うものです。
そんなときに、時代の流れが変わってしまい取り残されてしまわないように、日頃から様々なものにチャレンジをしておくべきだと思うのです。
これまで見た様々な作家さんで、実はそれが出来ている方はほとんどいないなと感じています。
「1つの成功体験に固執せず、チャレンジを続ける」その為には「失敗にめげない」という姿勢がまず必要です。
つまりチャレンジを継続するための必要な資質とは、
「失敗をしても自身の感情をコントロールできる事。どんなときにも安定した気持ちを維持できている能力。」
私は大切なことは、失敗しないことではなく、「失敗から学ぶ」という姿勢を維持していることだと思っています。
2017年最初の投稿は私のモノづくりやビジネスに対する考え方を書かせて頂きました。本年もよろしくお願いします。