「作る」ときだけがアイデアの出しどころはではない
以前、繁盛している「ゴム版のキャラはんこ屋さん」と仕事をした事があります。
手作りハンコといえば消しゴムはんこですがこの作家さんはあえてゴム板(版画用)を使います。
その理由は
「その場でキャラはんこにお客さまの名前を入れて販売する」強みが出せるからです。
一方、ロハスフェスタで見た「消しゴムはんこ屋さん」は、サンプルを沢山揃えてお客様にみてもらう方式。
消しゴムはんこは名前入れに時間がかかるので、持ち帰り方式は難しい。
客はサンプルで気に入ったものを選び名前を紙に書いて注文、後日完成品を受けとる方式になっています。
どちらも繁盛しているのですが、圧倒的に注文後日受け取り方式の顧客数が上回っていました。
せっかくのビッグイベントに出品しているならこの大勢の顧客を逃す手はなない。
「大勢の顧客に売る為の大量の在庫」 ではなく「在庫ゼロで大量に売る方法」に目を向けたところが
まさにタイムリーな方法だと思います。
どうせ売るなら両方の売り方を臨機応変に組み合わせて行けば良いと思うのですが、皆さんはどう思われますか。
写真は 京都下鴨神社の手作り市の様子です。