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材料の進化を見逃すな

立体成型を実現する3Dプリンタの型、縫わないがま口で誰でも手づくりのがま口制作が体験できる

金属材料のピューターを使って造形をしたことがあります。

このピューターという素材は錫が90%以上であとアンチモンや銅が混ぜてあるそうです。

チャームと呼ばれる銀白色の小さなアクセサリパーツがそれです。

ヨーロッパや中国で金属食器やアクセサリーとして昔から使われてきました。

錆びたりせず、変色しにくく、水を浄化する能力があると言われています。

銀白色の美しい金属光沢を永く保つことができます。

そして融点、つまり溶ける温度が1000度と非常に低いのが最大の特徴です。

この温度なら市販のカセットバーナーと100円ショップの金属食器などで作業が出来ます。

その時は、原型の型取りを耐熱石膏でやりました。

実はこの耐熱石膏が扱いにくくて苦労しました。

原型は2次元のレリーフ形状の肉球を造形したものだったので、これなら石膏型も何度か使えると期待したのですが、結局乾燥が甘かったのかピューターを流しこんだ時に割れてしまいました。

作品はなんとか 一つは出来たのですが石膏があまりに簡単に割れてしまうので結局それ以後作っていませんでした。

ところが最近ネットで、360度ぐらいで溶ける低融点ピューターが販売されているのをみました。

この温度なら耐熱シリコン型がつかえます、シリコンのほうが型作りが簡単で割れるということはないので何度も使えて経済的です。

一旦はあきらめていた作業ですが、早々にやってみようと思っているところです。

この頃の材料の進化はすごくて、モノづくりをしているみなさん、ダメだなと諦めないで粘り強くやっていると灯りがみえてきますよ。

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