たかが箱、されど箱


手作り市で箱、特に木の箱ですがこれを専門で販売されている方をたまに見かけます。

箱は物を整理する、しまう道具ですがそれでは普通すぎるので私が提案するのはもっと積極的な使い方です。

インテリアの世界では「見せる収納」というアイデアがあります。

最も代表的なのが書籍です、書架は蔵書の整理と同時に見せることでオーナーの人生や世界感が見て取れます。

最近はレコードの復権で紙ジャケットの良さが見直されていますが、専用の額にいれて楽めることも理由なのかもしれません。

同様に趣味で集めた陶器や家具、小物も同じように住人の自己表現の一つとも言えます。

使わないでいるとき、蓋をして隠しておかないで、あえて収納しながらも見せることができればより人生を楽しめるのではという提案を制作者が提案するのです。

陶器や小物をそれぞれにマッチした箱におさめて家具のごとくインテリアとしてレイアウトとすることでさらに楽しみがふえる。

湯呑み、そば猪口、お皿等の陶器だけでなく、人形等の小物雑貨にまでひろげていくという発想もあっていい。

こんな新しい楽しみ方が支持されれば、作家にとっては一度に3つ、4つ、6つと複数の作品が一度に販売できるチャンスもでてきます。

箱作家と雑貨制作の作家が組むことで、新しい波をつくれるかもしれません。

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