地方から起こるか?! 起業の波_その2
以前、地方のリタイア組が起業をしたがっているというお話をしました。
ネットを使えば田舎であっても起業のための準備は出来るだろうとお話をしましたが、
つい最近見たテレビで、地方の自治体が起業を目指す人向けにセミナーを開いているという内容を紹介していました。
なるほどと思ったのはそこにはネットをうまく使いこなせていない人たちが沢山集まっているということ。
ネットを使う最初の段階でつまずいてしまっているという方々がたくさんいて、そんな人達に向けたセミナー紹介の内容でした。
最近では素人向けに無料で使えるネットショップ システム がいろいろ登場してしますので、説明文をつけて商品の写真をのせればネットショップがすぐにオープンできます。
そういうものを利用してすぐに起業できますよと言うような説明を参加者にしていました。たしかに起業のきっかけを提供するということでは非常に良い企画だと思います。
前回も言いましたが「一人でも出来る」思った人が一歩を踏み出していくということで地方から新しい起業の波が起これば面白いだろうと思います。
そしてできれば、その後もネットの上手な利用方法や、起業後に何をしていかないといけないかということも継続的にセミナーでガイダンスしていってほしいということです。
たしかに最初のハードルが低くなったことは良いのですが、大事なのは当初の事業計画がうまく行かず、どうしたら顧客目線で魅力的なビジネスに変化させられるか、そして事業が継続できるような体制をどうやって作っいくかだと思うのです。お金の調達や人を雇うときのシステムなど・・・。
そう言うところまで、手伝えるようなシステムになっていればと思います。
たとえば別のTV番組では 「たった5日でプロのパン職人になれる」という教室を紹介していました。
岡山で有名なショップのオーナーがこの事業をしいるのですが、全国からパン職人を目指して来ているようです。
元々は自社の従業員や若い人向けに作ったプログラムですが、いまは40代以上の中高年が沢山参加しているそうです。
5日間の研修の費用は10万円ととてもリーズナブルですが、いざ開業となれば設備費用などで1千万を超える初期投資が必要です。そこでここでは開業時 300万円という相談料を設定していました。
300万円というのはたしかに安い金額ではありません。しかし実際に事業というのはやってみないとわからない。
このオーナーも自身も流行らない店を人気パン屋にした経緯があって、開業してからもサポートをしないとダメだということでこのシステムになっているのだと思います。
パン屋だけでなく、寿司屋、ラーメン屋等 これまで数年、数十年の修行を必要とした分野で短期間でノウハウを習える教室というのが登場してきています。
私が思ったのは、先ずはその内容をきっちり検討して見比べることができる知識と目標をもつことが最初の一歩でしょう。