プロ志向のハンドメイド

大阪日本橋でのマニア系ショップ事業の経験、京阪神の手作り市をそぞろ歩くこと5年、さらには手づくり作家との仕事やプライベートの交流を元に「売れる手づくり作家とは」という視点で思うところを書いています。

プロ志向のハンドメイド

ハンドメイドブームとプレゼントの強い関係

今は空前のハンドメイド小物のブームといわれています、というかこれからの高齢化社会を考えるとハンドメイドホビーが大きな市場として定着していくことは必然でしょう。

普及を加速している一つの要因は、インターネットの普及です。

YOUTUBEなどで動画がアップされて、手づくりの制作の様子が詳しく見て取れるようになりました。
それによって今まで敷居が高いと思われていたジャンルも見よう見まねで始められるようになってきました。

さらにここに来て100円ショップが手づくりホビーの材料を品揃えし始めたことも侮れない。

100円ショップで売られている材料の充実度がどんどん上がるのと見ていると相当に販売を伸ばしていると想像できます。

そしてネットには「100円ショップの材料でつくる」を売りにした動画も沢山アップされています。

このような状況とは別に、私が以前から感じていたのが、手作り雑貨の作り手は実はプレゼント魔であったりすることです。

この作り手達のプレゼント癖がより手づくりホビーを定着させる大きな鍵になっていると感じています。

ある友人が 「手づくりのがま口」をいくつも持っているのですが、理由を聞くとそれらはすべて貰い物なんだそうです。

あげる人、つまり作り手にとっては数多く作ることでスキルアップにつながるし、喜んで使ってもらえれば次も作りがいがあります。

この様な過程で手づくりホビーにのめり込んでいき、沢山のハンドメイド作品がこの世に生まれてくるのだと思います。

実はこれの極端な例が、陶芸です。陶芸では日常使いの茶碗やお皿を作るが楽しみで始めるのが多いようですが、それなり物が出来るまでには相当に時間がかかるのが常です。要するに数を作らないと良いものができないのです。

長年陶芸をされている方のお話で、お皿や茶碗を作っても、もうもらってもらえる人がほどんどいないので今は殆ど作っていないとのことでした。

これから手づくりホビーを真剣にやっていこうと思う人は、習熟途中で制作してきた作品達をどうしていくのかということにも少し考えを巡らせておくことも必要のようです。