プロ志向のハンドメイド

機織の原理を知る

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前回の Primitive Technology の動画の中から気になった物を紹介したいと思います、

それは 小さな小屋を作るという一連の動画の中で、小屋の中で使うための、木の皮を使った敷物を制作している場面です。

「Woven bark fiber」 と紹介されている動画で、実に簡単な構造のものですが機織り機を組み立てて敷物を制作しているところが紹介されていました。

私は機織り機の構造はなんとなくは知っていたのですが、此の簡単な機械を操作しているところを見ることでより深く機織りの仕組みを理解することが出来ました。

彼が最初に作っているのが横糸を通すための 杼(ヒ)と呼ばれる道具で紐を巻着付けて固まりを作りそれを棒に差し込んでします。

次に縦糸を10数本貼って、奇数糸と偶数糸を別の棒の端に巻きつけています。この偶数と奇数の糸は上下に分離される構造です。

作業ではまず左から偶数と奇数の間に横糸、つまり杼を通します。

次に偶数糸と奇数糸の位置、上下を入れ替えます、今度は右から横糸の杼を通します。

通した横糸をしっかり手前に引っぱり縦糸と密着するようにして、これを繰り返すというのが機織りの原理なんです。

現在の機織りでは横糸と縦糸を叩いて密着されるのでトントンという音がするのですが、ここではこの作業は省略されています。

この交互に貼った縦糸を上下に移動させることで横糸と絡ませるという方法は、やはりすごい発明だと再認識しました。

この動画の中では、農園に柵を作ったり、小屋の壁の基礎として木の枝を絡ませたり、蔓でカゴを作ったりする過程で同様に材料を縦横にからませる技を使っていますが、実は機織りの仕組みもこれらの原理と同じなんだと納得することが出来ました。

調べてみると機織り機の原型として、日本では弥生時代からイザリ機という機械が使われていて、登呂遺跡でも確認されているそうです。

これを調べてより原始の知恵の深さに驚かされました。

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